南米の観光王国ペルーの基本情報。
通貨、治安から出入国などをご紹介。
ペルー共和国 Republic of Peru 漢字表記 秘露
面積 | 約129万㎢(日本の約3.4倍) |
人口 | 約3,297万人 |
首都 | リマ |
民族 | メスティソ(混血)60.2%、先住民(ケチュア、アイマラ、アマゾン先住民等25.8%)白人系5.9%、その他4.5% |
言語 | スペイン語、ケチュア語、アイマラ語 |
宗教 | カトリック(81%)、プロテスタント(13%)、その他(6%) |
通貨 | ソル 1ソル=41円(2024年5月) |
時差 | UTC-5 (日本より-14時間) |
国旗の由来
紋章に描かれたペルー特産の動植物(リャマ、キナ)と、その下のツノからあふれた金貨は国の豊かさを表す。
赤と白の配色は自由と平和を象徴している。
国名の由来
「パナマの南にピルーという国があると聞いたスペイン人がピルーをペルーと呼んだ」という説や、「ピルという川の河口で先住民に迎えられたことに由来する」といった複数の説があります。
気候
日本のようにはっきりとした四季というより、夏季と冬季にわかれます。
主に海岸エリア、アンデスエリア、アマゾンエリアで気候が分かれます。
海岸エリア
夏季(12月〜3月)の気温は25℃〜35℃。霧の多いペルーですが、この時期は比較的少ないのですが、高地では雨が多く、時折激しく降りますので雨具は必携。冬季(5月〜9月)は12℃〜18℃くらいで温暖ですが、霧の多い時期でもあります。
アンデスエリア
冬季(4月〜10月)は晴れた日が多く、朝晩冷える傾向にあります。比較的雨は少ないです。夏季(11月〜3月)は雨季で気温は最低気温が−3℃くらいまで下がり、最高気温は15℃くらいです。
アマゾンエリア
冬季(4月〜10月)はいわゆる乾季ですが、もともと雨が多い場所でもありますので、雨具は必要です。湿度も高めです。気温は最低気温でも8℃くらい。最高気温は17℃くらいです。
夏季(11月〜3月)は雨季となります。最低気温でも20℃。最高気温は30℃くらいまで上がります。
アマゾンエリアは通気で雨具は必携です。
両替、チップ
ペルーの通貨は「ソル」です。
紙幣は200、100、50、20、10
硬貨は5、2、1「ソル」
補助通貨は「センティモ」
いずれも硬貨で、50、20、10
レートは1ペルーソル = 41円 (2024年5月時点)
日本での両替、再両替は難しい通貨です。
現地の空港やホテルなどでの両替が一般的。
日本円からの両替ができない場合もあるので、出国時にUS$(アメリカドル)を両替しておくことをおすすめします。
観光地などではUS $(アメリカドル)が使えるところも多いです。
レストランなどのチップは食事料金の10%、他にも何かサービスを受けた時には多少(5ソル程度)を支払うことはあります。
タクシーチップは不要です。
トイレチップは必要なところが多いですが、1ドル紙幣でおつりをくれるところが多いのであえて小銭をつくる必要はないと思います。(1ソル〜2ソル)
ホテルなどでは枕チップも置いておくと良いと思いますが、連泊でなければそれほど神経質になることもないでしょう。(2ソル程度)
電圧、ネットワーク環境
電圧
220V 60Hz
プラグはAタイプ、Cタイプ場所によってはSEタイプ。空港や旅行グッズショップなどで販売されているマルチプラグがおすすめ。
充電器などでは変圧器は必要ありませんが、ドライヤーや湯沸かし器などは変圧器が必要。
ただし、個人的にはあまりおすすめしません。たいていブローカーが落ちます。
ドライヤーはホテルに備えつけのものを利用して、お湯などはホテルのフロントやレストランで出してもらいましょう。
ネットワーク環境
空港やホテルなどはWi-Fiが使えるところが多いです。
マチュピチュも観光客も多いせいかネットワーク環境は良い方だと思います。
出入国
- ビザ 不要(入国時に183日以内有効な査証が付与されます)
- パスポート 入国日から6か月以上有効なもの。(現在はパスポートのスタンプ押印は廃止)
- 滞在日数 90日でそれを超える場合は180日ペルー以外の国に滞在していなければ再入国できません。
- 予防接種 特に必要ありません。コロナの陰性証明なども現在は必要ありません。
治安
あまり観光地で凶悪な犯罪は聞きませんが、スリや置き引きは頻発しています。
貴重品は肌身離さず、体の前にかける、常に気にする、が鉄則です。
渡航する際に推奨するもの
Visit Japan Webへの情報登録【推奨】
入国手続き「検疫」、「入国審査」、「税関申告」、「免税購入」をウェブで行うことができるサービスです。
海外から入国される方のほか、日本に帰国される方もご利用頂くことができます。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や出入国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズに行えます。
Visit Japan Web サイト(デジタル庁)
「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を受信できる海外安全情報配信サービスです。旅先の安全情報や旅行中、大規模な事件、事故自然災害などの緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで受け取ることができます。筆者は添乗業務前の前に必ず登録していました。
「たびレジ」サイト (外務省)
海外旅行保険の加入【推奨】
海外旅行保険は【推奨】とさせてもらっていますが、強くおすすめします。海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費自己負担となります。筆者が、添乗業務中に何度かお客様がケガや病気になりましたが、たいていの場合は現金での支払いを要求されていましたし、ビックリするほどの金額でした。クレジットカードによっては海外旅行保険付帯のものもありますが、条件付きのものが多く注意が必要です。空港などでも加入できますので出国前に手続きしておくとよいでしょう。
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