国内旅行もいいけど、金額的に同じなら海外旅行に行くのもアリですよね?
比較的海外の中で近い「韓国」の世界遺産を観に行きませんか?
ソウル市内の観光なら海外旅行初心者にもおすすめです。
今回はソウルのみです。
韓国の世界遺産
韓国の世界遺産は、文化遺産14件、自然遺産2件の計16件です。(2024年6月時点)
今回はソウル市内にある「宗廟(チョンミョ)」と「昌徳宮(チャンドックン)」をご紹介します。
他に
- 八萬大蔵経の納められた伽倻山海印寺 (1995) 文化遺産
- 石窟庵と仏国寺 (1995) 文化遺産
- 華城 (1997) 文化遺産
- 慶州の歴史地域 (2000) 文化遺産
- 高敞、和順、江華の支石墓群跡 (2000) 文化遺産
- 済州火山島と溶岩洞窟群 (2007) 自然遺産
- 朝鮮王朝の王墓群 (2009) 文化遺産
- 韓国の歴史的集落群:河回と良洞 (2010) 文化遺産
- 南漢山城 (2014) 文化遺産
- 百済の歴史地域 (2015) 文化遺産
- 山寺(サンサ): 韓国の山岳僧院群 (2018) 文化遺産
- 書院、韓国の性理学教育機関群 (2019) 文化遺産
- 韓国の干潟 (2021) 自然遺産
- 伽倻古墳群 (2023) 文化遺産
上記リンク先はユネスコ世界遺産センターホームページ
宗廟(チョンミョ)
登録名 | 宗廟 |
登録国 | 大韓民国 |
分類 | 文化遺産 |
登録年 | 1995年 |
登録基準 | (ⅳ) |
朝鮮王朝の歴代王をまつる儒式建築物
1395年に朝鮮王朝(1392年〜1910年)の太祖(テジョ)李成桂(イ・ソング)が造営した霊廟。朝鮮・韓国の歴代の国王・王妃・功臣などがまつられています。
世界遺産大辞典(上)より抜粋
交通
施設名 | 宗廟(チョンミョ) |
---|---|
住所 | 157 Jong-ro, Jongno-gu, Seoul |
アクセス | 地下鉄1号線鍾路3街駅 11番出口 徒歩3分 |
営業時間 | 2~5月、9、10月 午前9時〜午後6時 6~8月 午前9時〜午後6時30分 11~1月 午前9時〜午後7時30分 ※土、日、祝、毎月最終水曜日以外はガイドとの参観必須 |
休業日 | 火曜日 |
入場料 | 大人 1,000ウォン こども 500ウォン 毎月最終水曜日は無料 オーディオガイド 6,000ウォン |
ホームページ | 宗廟 |
ソウル市内にある世界遺産なので、比較的訪れやすいのですが、地下鉄を利用することでより安価に観光することができます。
地下鉄のチケットは自動券売機で購入しますが、日本語表示がありますので購入は簡単です。
改札は日本と同じでタッチ式です。
気をつけなければいけないのはチケットには保証金は500ウォンの含まれていますが、目的の駅で改札を抜けたところにある払い戻し機にチケットを挿入すると500ウォンが返ってきますので忘れないようにしましょう。
「宗廟」と「昌徳宮」は徒歩圏内なので、まずはどちらかを目指していくとよいでしょう。
「宗廟」に行くならソウル駅から地下鉄1号線で鍾路3街駅 で降りて11番出口へ。
公園が左側に見えますので、公園内に入ると「宗廟」がすぐ見えてきます。
入場口(チケット売り場)
チケット売り場は正面向かって右にあります。
まずは入口の右側にあるチケット売り場でチケット購入。
土、日、祝、毎月最終水曜日以外はガイドが必要です。
日本語ガイドの時間も決められているので、その時間に合わせて入場するといいと思います。
(日本語ガイド 午前9時40分、午前11時40分、午後13時40分、午後15時40分)
筆者が訪れたのは2024年7月6日(土)でしたのでフリーでまわりましたが、個人的にはガイドがあった方がいいと思います。
(ガイドつきの場合観光時間は40分くらいだそうです)
敷地内
要所に案内板があります。
敷地内はかなり広いのですが、入口から反対側まで歩くと出口があり、向かいに「昌徳宮」入口がありますので、両方とも行くのであれば、最初の入口に戻るより、反対側に行った方が長い距離を歩かなくていいです。
宗廟最大の見どころである正殿は補修工事のため2025年4月まで観られません。
「こんな感じですよ」というシートが貼られています。
とても貴重な遺跡なので、個人的にはガイドがついている時間に入館した方がよいと思います。
昌徳宮(チャンドッグン)
登録名 | 昌徳宮 |
登録国 | 大韓民国 |
分類 | 文化遺産 |
登録年 | 1997年 |
登録基準 | (ⅱ)(ⅲ)(ⅳ) |
東アジアにおける宮廷建築の代表作
1405年、朝鮮王朝第3代太宗(テジョン)により、法宮(正宮)である景福宮(キョンボックン)の離宮として建設された。1592年の文禄の役の際、豊臣秀吉が派遣した遠征軍により景福宮や庭園などとともに焼失したが、景福宮が再建され、その後約270年にわたって法宮として使用された。
宮殿の北に広がる秘苑(ビウォン)と呼ばれる庭園は、周囲の自然環境を見事に取り入れている。
世界遺産大辞典(上)より抜粋
交通
施設名 | 昌徳宮(チャンドックン) |
---|---|
住所 | 99 Yulgok-ro, Jongno-gu, Seoul |
アクセス | 地下鉄3号線安国駅3番出口より徒歩5分 |
営業時間 | 2~5月、9、10月 午前9時〜午後6時 6~8月 午前9時〜午後6時30分 11~1月 午前9時〜午後5時30分 ※秘苑は別途 |
休業日 | 月曜日 |
入場料 | 大人 3,000ウォン +秘苑(秘苑はツアー観覧制)8,000ウォン こども (7歳〜8歳)1,500ウォン +秘苑5,000ウォン |
ホームページ | 昌徳宮 |
敷地内
敷地内は広く、別料金になりますが、秘苑も含めると、観光時間は1時間は必要だと思います。
重曹入り母屋造りの正殿仁政殿(インジョンジョン)。王の即位や外国の使節との接見など国の公式的な行事をとりおこなう建物。
仁政殿の屋根には西遊記の登場キャラクターが?
園内は広いのですが、前述した「西遊記」もそうですが、階段から生えている松も面白いです。
どこにあるか探してみましょう。
世界遺産以外の楽しみ方
個人旅行した場合、もっとも困ることは言語だとは思いますが、その点ソウルは他の海外の都市と比較しても行きやすいところです。
地下鉄の日本語表記のタッチパネル式の券売機は本当に助かりました。
韓国の食文化は日本人にも人気なのでいろいろ食べてみたいと思いますが、いざ注文となると大丈夫かな?と心配になりそうですよね。
でも大丈夫。レストランにもよりますが、注文する際にタブレットのタッチ式オーダーになっているところが多く、言語も日本語に対応しているところも増えています。
日本語対応でなくても英語対応にはなっていてなんとなくでもわかると思います。
屋台などはもちろん、その場でのやりとりでタブレットのようなものはありませんが、日本人観光客も多いのでカタコトで日本語を話してくれるところが多いです。
南大門(ナムデムン)市場での屋台ではほとんど言葉に困ることはありませんでした。
画像はヤチェホットッ(野菜ホットッ)。いつも行列です。
さいごに
今回は、2024年7月に実際に訪れたソウルでの情報提供で、どちらかというと雑記ブログに近い内容となりましたが、添乗員時代に訪れた時より、一層日本人には観光しやすいところになっていました。
世界遺産を観るということはその遺跡にある背景や歴史を知ることですが、訪れることで食文化や風俗、宗教なども身近に感じることができるでしょう。
ぜひ、個人旅行で訪れてみてはいかがでしょう?
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